大腸CT検診
大腸CT検査について
大腸を炭酸ガスの注入によって拡張させ、CTで撮影し観察する検査方法で、当院では県内でも先駆けて導入、銚子近辺ではもっとも経験が豊富です。
受診される方も増えていて、内視鏡が入りにくい方、バリウム注腸検査や内視鏡検査に不安や苦痛を感じる方の検査に役立っています。特に下剤が少ないのが良かったと好評です。
大腸がんについては現在、便潜血反応を見るのが最も簡便でラクな検査といわれます。しかし、痔を検出してしまう、早いがんを見逃すなど、その精度は必ずしも満足出来るものではありません。
また、大腸内視鏡検査は早期がんの診断で最も感度が高い方法ですが、検査時の苦痛(腸の長い方など)や多量の下剤を服用しなくてはならないなど前処置の負担が大きいことが課題になっています。
大腸CTは検査の負担が少なく、精度が高い方法として、極めて有用な大腸の診断方法であることが、国立がん研究センターから報告されています。
大腸CTで見たポリープ
内視鏡で見た同ポリープ
大腸CT検査の長所と短所
長所
- 10~20分程度の短時間の検査です
- お腹を完全に空っぽにしなくてもできるので、下剤が少なく苦痛の少ない検査です
- おかゆのような従来の検査食とは違い、カレーや親子丼です。
- 臨床的に十分な診断能があります
- 内視鏡が困難な方でも検査が容易です
- 他の検査で問題となる大腸穿孔や出血などの偶発症が極めて稀で安全です
短所
- 異常有の場合は内視鏡を受けることが必要です
- 平べったい病気が写らないことがあります
- CT撮影に伴う医療被ばくがあるため、妊娠の可能性がある方は検査を受けることができません
このようなことが気になる方はぜひご相談ください。
- 50歳以上になった
- 血縁者ががんになった
- 大腸の病気が心配。病気になったことがある
- 他の大腸検査に抵抗感がある
- 便通異常を感じる(便が細くなった、便秘など)
- 検診で便潜血陽性になったことがある
- 検査によるリスクはさまざまでゼロではありません。検査前に御同意をいただきます。
大腸CT検診に関してのご予約・お問い合わせ
銚子市立病院 健診担当
- 受付時間
- 月曜日から金曜日 9時から16時30分まで
- 電話番号
- 0479-23-0011(代表)