乳がん検診
乳がんとは
乳がんは、唯一自分で早期発見できるガン。
日本人女性の25人に1人が乳がんにかかるといわれており、最近、女性のがんの罹患率第1位になりました。しかし、乳がんは早期発見できれば90%以上完治するといわれています。乳がんを早期発見するには、視触診、マンモグラフィ、超音波検査の3つがあります。
視触診は、皮膚の発赤や潰瘍の有無、皮膚に近いしこり(乳がんは体表から触知される数少ないがんです)などを中心にドクターが専門的に触りながら発見します。マンモグラフィでは、乳房全体のレントゲン写真をとります。超音波検査では、マンモグラフィと違い、乳腺の発達している若い方でも、乳腺としこりを区別して診断することが可能です。
乳がん検診
当院では、女性スタッフによる乳がん検診を始めました。一般的に、マンモグラフィを受診していただくのは40歳以上からとなりますが、銚子市では幅広い年代の方に乳がん検診を受けていただきたいと考え、40歳未満の方でもX線を使わず超音波で検査をする「乳腺エコー検査」を実施しています。
検査の流れ
検査は予約制です。受診希望日時をお電話で予約していただき、検査時間に来院していただきます。
受付
総合受付にて乳がん検診の受診に来たことを伝えていただき、検診受付にて当日の検査の流れなどを説明させていただきます。
問診
事前に記入していただいた問診票をお持ちください。当日の体調などをお伺いします。
マンモグラフィ・乳腺エコー
検査室にてマンモグラフィまたは乳腺エコーの検査を受けていただきます。
診断
実施された検査結果を医師が診断し、その結果を受診していただいた方に伝えます。
マンモグラフィとは
X線を利用して検査する乳房専用のレントゲン撮影装置です。マンモグラフィでは細胞の変化でおこる、とても小さな石灰化や、しこりの影をみつけます。
マンモグラフィについてのよくある質問
なぜ、圧迫をするの?痛いって聞いたんだけど・・・
乳房を圧迫することで、写真のブレを防ぎ乳腺を広げて診断しやすくなります。
また、乳房の厚さを薄くすることによって、被ばくを低減することも可能となります。
(1cm薄くなるように頑張ると、被ばく量を50%カット!!)
いつ検診に行ったらいいの?いつでもいいの?
個人差がありますが、生理が始まってから1週間後くらいまでの間をおすすめします。女性ホルモンの影響を受けにくい時期だからです。
どんな撮影をするの?
はじめに上半身はだかになり、透明の板で乳房を圧迫して撮影します。
検診での撮影は、乳房全体を撮影するために角度をかえて左右2方向ずつ撮影します。
撮影時間は10分程度です。
放射線が心配なんだけど・・・
米国放射線専門医会による「1方向あたり吸収線量で3mGy以下」という勧告に準じ、日本でもこれが基準になっています。最近の新しい装置や技術では、ほとんどの場合1~2mGy以下で撮影が可能です。これを実効線量で表すと、0.05~0.15mSvの被ばくがあるといわれています。これは、飛行機で東京からニューヨークまで往復する間に浴びる自然放射線の量(約0.2mSv)より少ないのです。
乳腺エコーとは
超音波を体内にむかって発信し、戻ってくる超音波をコンピュータで画像化する検査です。診察台に仰向けに寝てゼリーをつけて検査します。検査時間は20分程度です。乳腺が発達している20~30歳代の方でも小さな石灰化などを見つけることができます。
乳腺エコーについてよくある質問
被ばくはするの?
X線を利用しているマンモグラフィとは違い、超音波を使用しているので被ばくはしません。
検査を受けるのがはずかしいんだけど・・・
当院では、受付から検査終了まで、基本女性スタッフがおこなっております。安心して検査を受けてください。
検査に関して気になることがありましたら、お気軽におたずねください。
乳がん検診に関してのご予約・お問い合わせ
銚子市立病院 健診担当
- 受付時間
- 月曜日から金曜日 9時から16時30分まで
- 電話番号
- 0479-23-0011(代表)